日の入り-西子湾

Room 603|総合的な媒材 27x35cm 2016



太陽が落ちかけて夕方になる時の雰囲気は、終わりを迎える一日に別れを告げているようです。夕陽が少しずつ沈んでいくのを眺め、終わろうとする一日に対する未練が湧き起こり、この時間帯に西子湾に戻る貨物船はいっそう温かく感じられます。このような感動は、ある瞬間やある景色によって与えられたものではありません。時空全体の変化が頭の深層に散在している片時の記憶を思い起こさせ、こういった感情を寄せ集めたのだと考えます。そのため、夕暮れの時の温度や時空の微妙な変化を観察し、一つ一つの瞬間に与えられた感動を受け止めています。時空を切り取り、カメラの長時間露光というコンセプトによりさまざまなものをつなげ、時間の流れを静態的なグラフィックとして創作し記録しました。

高堉銓

2010 国立屏東大学視覚芸術学科
1995 台湾台南に生まれる

展覧会
2015 「新しい楽園—潘重光、高堉銓ダブル個展」、国立屏東大学、屏東、台湾

Inquiry

Phone

Email

Share

LINE

Facebook

X (Twitter)

⚠ 特殊詐欺にご注意ください


当ホテルを装った不審な電話がかかってきた場合は、クレジットカード情報を教えたりお金の振り込みをしたりせずに、お電話にて当ホテルまでご確認ください:07-9730189