生物図鑑

Room 707 |銀箔、鉱物顔料 30x30cm 2017


美の視覚言語で貫かれたこの作品は、浮世絵の精神を根底に据えながら、箔貼りや絵画、版画などの融合を媒体として、自らの中で構想した生態環境を築いている。様々な人工物が散在する、ハイブリッドの美学による奇妙な景色。人跡が残る景色の裏にある、存在と死亡の様相と混雑を考える。

本作品は精神に働きかけ、一つ一つの「寓話」の表面から、その内側にある真実を探究しようとしている。



蕭珮宜

2013 国立台北芸術大学美術学部創作修士班 入学
2012 国立台北芸術大学美術学部 卒業
1990 台湾台南に生まれる

個展
2012 「日常庸俗」、国立台北芸術大学美術学院南北ギャラリー、台北、台湾

展覧会
2016 「沈黙風景:芸術の目で世界を見る」、高雄市立美術館、高雄、台湾
2016 「夢、生息地−−若手アーティスト館蔵テーマ展」、国立台湾美術館、台中、台湾
2015 「製造×意義 MAKE SENSE」、台北市立美術館、台北、台湾
2014 「新・島嶼全覧」台湾現代水墨共同展、iPギャラリー、花蓮、台湾
2013 Citizen Art Shanghai上海ホテルアートフェア、ルネッサンス上海豫園ホテル、上海、中国

受賞
2013 優秀賞、第七回龍顔芸術創作奨学金、台北、台湾
2012 第二位、国立台北芸術大学美術学科第26回科展版画類、台北、台湾
2009 銀獎、南瀛獎、台南、台湾

コレクション
2015 《動物火山》,台北市立美術館、台北、台湾
2014 《お菓子の家》·《若ハゲ》·《失われた片隅》、国立台湾美術館「収蔵計画」購蔵、台中、台湾
2013 《憂う美しい孤島I、II、III》、国立台湾美術館「収蔵計画」購蔵、台中、台湾
《日常庸俗景色》、龍顔芸術財団法人、台北、台湾

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